ゼロ

猿の惑星:新世紀(ライジング)のゼロのレビュー・感想・評価

4.1
2024年69本目

✔リブート版3部作の2作目。今までの猿の惑星通して一番面白かった。猿vs人間に加え、猿同士の戦いも描かれていた。これが本作のポイントである。猿は人間とは違うと思っていたシーザーが、結局猿も人間と同じように争うことになってしまうんだと気づく。シリーズ通して描かれてきた「猿は猿を殺さない」というテーマが覆された感覚に陥った。

✔段々と人間を受け入れていくシーザーに対して、人間を疑い続けるコビ。より人間らしさが出ているし、2人の対比が良かった。ただ元凶を辿るとやはり人間に行き着くんだよな。シーザーが過去の記憶を振り返るシークエンスは目がうるうるした。

✔また、猿ウイルスによって人間社会が衰退していくさまは、どこかゾンビ作品っぽさもあり、コロナ禍の社会にも通ずる部分がある。

✔今作のオランウータン良かったなー。さすが森の哲人といったところ。
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