ペジオ

猿の惑星:新世紀(ライジング)のペジオのレビュー・感想・評価

3.9
登場「人物」のほぼ全員の気持ちが分かる
だからこそ展開に意外性はない
実際「こうなるだろうな」という予定調和なラストを迎える
この映画が現実のメタファーだとすれば、そこを打破するにはブッ飛んだ「突飛さ」が必要なのかも
(この世界で傑出したカリスマであるシーザーでさえ、感情や思考や発想は「一般的」の範疇を飛び越えてはいないというか…。だからこそ深く感情移入できるのだろうが。)

映像、演技ともに高いクオリティでメチャ楽しめたのだが、登場人物が「人間」と「人間の歴史をなぞる猿」である以上、故に語られる物語が「王道」という名の「普通」の物語である以上、未来は悪い方向にしか進まないんだなーって

「ユートピア」とは「どこにもない場所」だが、それでも「目指すべき場所」であることに変わりはない
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