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猿の惑星:新世紀(ライジング)のmikioartのレビュー・感想・評価

3.5
リブート版猿の惑星の2作目。ジョージロメロにオマージュしたかのような原題は好き。エイプと人間ではあるが、対立する勢力が一部の跳ね返りのせいで戦争に突入する流れが既視感ありすぎて期待したほどではなかった。

でもシーザー達が馬に乗って軍勢を率い、荒廃した街を行進するとこなんかは凄い迫力だった。なんかゲームのThe Last of Usの世界観に似て、文明崩壊したらこうなりそうだなというビジュアルであった。

それとなぜかドラマ「フリンジ」シリーズの役者さんが出ててびっくりした。アスホール役として結構頑張ったんじゃなかろうか。ただ人間達が無警戒にみんな車の窓を開けているのが無性に気になった。

愛情を受けて育ったシーザーと違い、人間から恨むことしか学ばなかったコブ。彼が憎んでいた人間の特質、同族殺しをすることである意味人間になっちゃうとこなんかは切なくもある。あと、シーザーが生家でウィル博士のことを父親、ではなくいい人間と表現したところがちょっと寂しく感じた。

3作目は大戦争勃発か?CGだけ凄い中身ない系の作品でないことを祈る。
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