このレビューはネタバレを含みます
Tomorrow〜♪ Tomorrow〜♪ I love yah〜〜 tomorrow〜〜♪
はい、『アニー』を観た後は必ずこの歌が脳内を旋回します、お約束ですね。
未だに舞台でも上演が続けられている、誰もが安心して見られる定番ストーリー。
私はこの金太郎飴作品が嫌いじゃないですが、今回正直まっったく、期待していませんでした。
だってミュージカル映画って、アタリが３回に1回くらいなんですもの〜(^^;（個人的感想デス）
舞台は現代になっていましたが、うまく変えていたと思います。
大富豪は、携帯会社のオーナーで市長の座を狙う野心家になり（秘書はそのまま）ハニガンさんは酒浸りの元歌手。
実名がたくさん出てきて、笑える場面も多かったです（場内は静かでしたが／日本だからかも？）
群衆のダンスシーンは最後だけだったし、本気のミュージカルという印象は少なかったですが、ミュージカルになじみの無い人には見易い仕上がりになっていたのではないでしょうか。
個人的に気になった点は、ハニガンさんの家がそんなにひどくなかった事と、スタックス（アニーの里親になった金持ち／ジェイミー・フォックス）のビルの最上階のハイテクな家が、あまり住みやすそうに見えなかったこと。
アニーが「今日からここに住むのよ」「うわ〜！」というのは、昔の映画の方がわかりやすかったかもしれません。
もひとつは、犬のサンディ。
昔から一緒にいた犬じゃなくて、スタックスの家に来てから飼う事になったので、そんなにアニーに懐いてなくても無問題なんですけど・・・あんまり芸達者さんじゃなかったので（最初にキャスティングされてた犬が、何らかの理由でダメになって急遽調達されたのかも？！）とか、勝手に想像しちゃいました(^^;
なんだかんだ言っていますが、楽しい作品でした。
キャメロン・ディアスのハニガンさん、ナイスでした。
男性の来客に「いつでも名前が変わってもいいのよ♪」と媚を売りまくる姿が、笑えるわ哀しいわで最高でした。
『アニー』の中で、一番好きなキャラクターかも・・「素敵なレディ、ハニガンさん」（今回は子ども達に、そう呼ばせてはいませんでしたが）
歌が唄える役者さんって、結構いるんですね。
ミュージカル好きなので、これからもガッツンガッツンミュージカル映画を作って欲しいです。
（ミュージカルだったら、何でもいいってわけじゃないけどね）
