まずこの映画を見るために原作を取り寄せ通勤時や仕事の合間に全部読んだら、ひと月かかってなかなか見に行けなかった。
事件が起こってもおろおろと自分のことで手一杯の頼りない担任や、いじめの張本人と決めつけられても我を貫く不良生徒、事件に乗っかって気に入らない奴を犯人に仕立て上げようという陰湿な女子生徒、知性をひけらかそうとしゃしゃり出てくるインテリ君など、原作のイメージを再現できていた。
冒頭は20年後の学校を舞台に、メインストーリーを回想する構成なのだが、中原先生って誰?
主人公の藤野涼子は原作の後日談となる短編で、本作の裁判で対峙した神原と結婚している設定があるのだが…