悪名高い人種隔離政策アパルトヘイトを撤廃に導いた南アフリカの英雄ネルソン・マンデラ氏の自伝を基に、彼が歩んだ長くて険しい自由への闘いの道のりを映画化した感動の伝記映画。
ネルソン・マンデラについて知りたかったら、本作を一番最初に観るのをおすすめします。やや長尺ですが、見応えがあるし、彼自身の事や成し遂げて来た事が良く分かる。
マンデラについての映画は『マンデラの名も無き看守』『インビクタス』を観たけど、こちらを先に観ておけば、他の作品の細かい部分や肉付け部分もより楽しめると思う。
マンデラさん、浮気はあかんよ…！！
と、思いつつも、彼の功績とは別の話なので、やっぱり人って多面的に考えないといけないな、決めつけは良くないと思わされました。浮気は良くないけど、だとしても彼のした事は歴史に名を残す血の滲む闘いだったのです。それも生涯、命をかけて。
凄まじい執念とカリスマ性。そして冷静さと知性。27年間の投獄や、その後の人生も、めちゃくちゃ孤独だったろうなと想像出来るけど、それでも諦めないのが本当に凄い精神力。それだけの非人道的なおぞましい仕打ちを、自分の世代だけではなく長い長い間されて来たんだよね。未来に残さない為に、命をかけて大きな大きな一歩を成し遂げた方。
ラスト辺り、めちゃくちゃかっこよかった。
観て良かった作品です。
2022-165
