ゴン吉

マンデラ 自由への長い道のゴン吉のレビュー・感想・評価

マンデラ 自由への長い道(2013年製作の映画)
4.0
南アフリカ共和国で黒人初の大統領に就任したマンデラ氏の自伝作品。 
原作はネルソン・マンデラ氏の自伝著書。  
ジャスティン・チャドウィックが監督を務め、イドリス・エルバが主演、ナオミ・ハリスらが共演。  
 
弁護士のマンデラ(イドリス・エルバ)は、南アフリカ・コーサ族に生まれ、弱い立場の黒人たちの弁護をして助けていた。ある日、パス不所持という理由で黒人が白人警官に暴行をうけて殺される。死亡診断書の死因は無視され、病死として扱われれる。マンデラは白人社会に抵抗するようになり投獄されてしまい、さらに妻は去っていく。そんな折、黒人初の民生委員の女性(ナオミ・ハリス)と知り合い結婚する。一方、アフリカ民族会議ANCの軍事組織”民族の槍”に加わりテロ活動を行ったため、警察に捕らえられ裁判で終身刑を下される….   

マンデラは、南アフリカ共和国で27年間もの獄中生活の後に黒人初の大統領に就任するが、白人による人種隔離政策アパルトヘイトから黒人の平等を勝ち取ってからも、今度は黒人同士が争いを始め、平和への戦いが続くのがやるせない。
それが人間というものかもしれないが、さまざまな考えを持った人々をまとめたマンデラは本当に凄い。
死をも恐れずに妥協しない信念がいかに大切かを教えられた佳作です。
「人は憎むことを覚える ならば 愛することを 学べるはずだ なぜなら 愛というものは 人の心にとって ずっと自然だから」 

2024.12 NHK BSで鑑賞(プレミアムシネマ・字幕:松浦美奈) 
第71回 ゴールデングローブ賞で主題歌賞(2014年)
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