オーウェン

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のオーウェンのレビュー・感想・評価

2.9
企画自体はかなり危うそうな代物であった。 大体バットマンは普通の人間がバットスーツを着ただけであって、宇宙までも飛べるスーパーマンに敵うわけがないのだから。 そこら辺を踏まえているのか。

また後に続く「ジャスティスリーグ」への布石となるためなのか。 VSへの展開が予想したものから外れないのが苦しい。

「マン・オブ・スティール」と同じザック・スナイダーが続投なので、さらに物語は暗いものと化す。

バットマンは陰だから分かるが、陽となるべきスーパーマンも陰になる。 鬱にでもなったかのように全編落ち込んだまんまという、ヒーローものとは思えないほどの陰鬱さ。

上記のようにマイナス面が多いのだが、見逃せない部分は残されている。
バットマンとスーパーマンの対決では、バットマンが力の差を埋めるための策を用いる。 でもこれバットマンが卑怯者に見えてね(笑)

そしてワンダーウーマンの素晴らしさはかつてないほど興奮した。
こういったヒーローを現在に違和感なく見せたのはよくやったと言いたい。

演じるガル・ガドットも完璧な容姿であり、これにはバットマンもスーパーマンも霞んでしまう。
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