ツクヨミ

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のツクヨミのレビュー・感想・評価

4.2
ザックスナイダー監督作品。
DCEU2作品目、タイトルだけ見ればスーパーマンとバットマンというDCコミック2大ヒーローが戦うエンタメ色が強い印象。
しかし本質は、それぞれの正義のあり方が違い、思想の戦いとなっている。スーパーマンは人を救うためには身を呈してでも救うが、反面その行動により多大な犠牲が伴う。そしてバットマンは、犯罪者を自警的に取り締まることにより人々を間接的に救うが、反面自分勝手に人を裁いているという罪を抱えている。
この違いは見方をかえれば正義にもなり悪にもなるという二面性では同一と言える。この要素はストーリー上でも大事な要素だと感じた。
あとはやはりザックスナイダーといえばハイスピードアクションであり、その迫力は前作以上で見応え充分で、ワンダーウーマンの登場で更に拍車がかかっている。
本作は賛否両論あるが、私はけっこう好きです。重くるしい雰囲気ながら設定はしっかり描かれており、戦う理由もしっかりしているなと感じた。しかしバットマンがスーパーマンに協力する展開は、説明不足だなと感じたかも…
だからといってそこもマイナス面とはならないと思うし、DCコミックスのキャラクターが同じ世界を共有するだけですごいワクワクするのですきです。。
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