どこかで一度は聴いたことがある名曲がたくさん詰まった作品。
”フォーシーズンズ”というバンドすらちゃんと知らないで鑑賞したけれど、歌が始まる度に「あー！」「えーこれも！」と非常に楽しく、思わずノリノリだった。役者さんたちの歌が本当に上手いのなんの。監督に絶大な信頼を置かれ、完全生歌で撮影したらしくあっぱれすぎる。あれを現場で聴いたらうっとりしそう～。
曲やバンドの背景に常に男の友情が見え、最後に四人で握手を交わすシーンが感動的に演出されていてとてもよかった。
バンドとしては、スターダムを駆け上がり成功したことはよかったのだろうけど、フランキー個人としては、まだ売れない頃、はじめて自分たちのサウンドを作りあげた時が一番よかったんだろうなと感じられ、少し切なくなった。成功ばかりがいいことではない…お金が絡むと何事もややこしくなるのは致し方なし。でもメンバーが喧嘩別れしたままにならなくてよかった。ニュージャージー出身の方って情に厚いのかな。
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ボブが見ているテレビに若かりし頃のクリント・イーストウッドが映っていて、流石の演出だな～とくすり。
