れん

ジャージー・ボーイズのれんのレビュー・感想・評価

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)
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何度観てもあの曲の場面では泣いてしまう…でもあれは本当はね、なんてことを言うのはヤボなのかな。制作総指揮にフランキー・ヴァリ、ボブ・ゴーディオの名前があるので、演出は納得済みということよね。
そう、あの曲とは『Can’t Take My Eyes Off You』バリー・マニローじゃないんだからとお偉いさんは言ってたけれど、ラブソングのようであり、実はフランキー・ヴァリが何より伝えたかったあの人への想いってことが重なって、やっぱり今回も涙涙なのです。
ニュージャージーから抜け出すには、軍隊に入る(殺される)マフィアになる(殺される)有名になるか。
トミーがこちらに向き直って言うこのセリフは印象的。大スターになった同郷のフランク・シナトラに憧れる彼らの境遇がわかる良いシーン。シナトラも色々あったけどね…
確かインタビューに答えるヴァリが母親がこの街を出なさいと言ったと話していたような…ウォーケン演じる実力者も良い人に見えても裏社会の人だもの。
ミュージカルからの映画化だけど、友情と栄光とやり直しの青春物語としてもきらっきらです。
イーストウッドのカメオ出演?とか、ここにタモリ倶楽部のあの曲?とか、ジョー・ペシはいつも同じ事言うんだ、とか、お楽しみもいっぱい。
最後の街灯の下からのエンドロールに胸熱になって下さいまし。
れん

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