奇跡が起こるだろうな、ではなく、奇跡よ起きてくれ、と強く願う物語でした。
昭和の時代に多く作られたカンフー映画。主人公は貧しく、世渡りも下手で、女の子にもモテない。それでも汚れた靴で土埃を上げて励むのはカンフーの修行。自分のため？人のため？それもわからなくなるほど夢中になって。それで世の中は変わったかと問われても残念ながらそうも行かないけれど。
でもそれを見ている誰かがいるのです。
今作のチュンも獅子舞を見て育ち、またチュンを見て感動に震える私たちがいて。なんだか素敵ではないですか。
とにかく圧巻の映像でした、美しい！
中国獅子舞が国家級無形文化遺産に指定されているのも納得。
