ニュージャージー出身の不良少年達が“4Seasons”を結成し、夢を掴むまでの物語。彼らの下積み時代、成功とその裏の苦悩、そして解散から再結成に至るまでを綴ったミュージカル映画です。
4SeasonsのVo.フランキー・ヴァリと言えば“Can’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)”ですが、本作を観るまでずっとBoys Town Gangのオリジナル曲だと思っていました。私のiPodにはMUSEのカバー版も入っていたというのに。
もちろん他の曲も知らずに映画を観た私は、フランキーのファルセットを多用する女性のような歌声に、最初は酷く違和感を覚えて。。最後まで乗れなかったらどうしようと心配していましたが、ぐいぐい物語に引き込まれ、苦難を乗り越えて生まれた名曲を歌う頃には完全に魅了されておりました。
大円満なラストと幸せいっぱいのカーテンコールに、気持ちはスタンディングオベーション！ 古き良きアメリカを撮らせたら、イーストウッドの右に出る監督はいませんね。ギリギリ説教臭くならないバランス感覚も流石だと思いました。
