ゆずきよ

ゴーン・ガールのゆずきよのレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.0
劇場公開時に予告編を見て、観たいと思っていた。
だけどそのタイミングで下の子の妊娠が発覚し、機会を逃してそのまま。
配信されていたので、8年越しにやっと観る事が出来ました。
最後まで観た上で、大事な事を伝えます。
事前情報は少なく、極力ネタバレ無しで観てください。

物語は、5回目の結婚記念日に妻が失踪した夫が、徐々に追い詰められていくクライムサスペンス。
妻は両親の書いた絵本のモデルで、ちょっとした有名人。
結婚記念日のプレゼントを、宝探し形式で探させるというやり方がポイント。
BARを共同経営している双子の妹に、妻の愚痴を言う所から始まる。
前半は夫の視点を中心に、妻の日記により過去を表現するという演出。
お互いの事知らな過ぎでしょう。
DV、不倫、デマの拡散、風評被害と要素は、てんこ盛り。
中盤前くらいで様子が一変。
新たな視点が加わり、私もガッツリ騙されました。
その展開の魅せ方が見事。
そこからは本当に結末が予想出来なくて観応え十分。
状況も二転三転していき、後半は頭脳戦。
ネタバレ伏せているので、レビューで書く事が無い。
ラストに関しては…それぞれの判断で。

終盤に「それが結婚でしょ」という台詞があります。
いや、絶対違うよ?
我が家も比較的喧嘩の多い夫婦だとは思うけれど、互いを尊重し理解しようと努力し、お互いのためになる様にと生活しています。
結婚時からずっと変わらず愛し合ってる関係です!なんて夫婦は、何万組に1組くらいなんじゃ無いかな。
だからってそれが完全に悪い事では無くて、上手く折り合いつけながら生活ってしていくものでしょう?
どう頑張っても家族だって他人なんだから、全てがお互いの思い通りにはならないよ。
私の相方さんは、非常に気分屋な所があって、趣味も全くと言って良いほど合わないし、好きな食べ物ひとつとっても全然違う。
ただ許せない事と、許しちゃいけない事に関しては共通認識です。
我が家が平和でいるためにはそれで十分。
巷では不倫問題や何だと騒いでいて、私達が真実を知る事など無いのでしょうけれど、本当のゴーンガール(ボーイ)は誰なんでしょうね。
ゆずきよ

ゆずきよ