じょうパン

ゴーン・ガールのじょうパンのレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.0
後味が悪い映画の中でもかなり面白かったです。
SNSでどんでん返し映画として紹介されていて気になっていたので観ました。個人的にはどんでん返し要素が2段階くらいあると感じましたし、なんかどんでん返しっぽくないというかそんな感じだったので従来のどんでん返し映画よりも面白かったです。

「行方不明になってから何日」というテロップがエミリーが帰ってきてから「帰宅後何日」という演出に変わりこの後も何かが起こると考えさせられる演出をしてて良かったです。

最初は旦那のニックが浮気をしてて良い印象を持てていませんでしたが、物語が進むにつれてエミリーのヤバさが明らかになっていき、「ニックはいい奴なのか?いやでも浮気してるしなー。でもエミリーもヤバイからなぁ」どっちかを応援したかったけど、どちらも応援できないモヤモヤ感がこの映画の面白いところでした。
2人に限らず、ニックの妹以外のキャラクターは何かしら好きになれない演出やセリフがありこの映画に出てくるほとんどのキャラクターがどこかしら闇の部分があったので、上手くキャラクターを作れていると思いました。でもこれがリアルなのかなとも感じました。

最後は結局エミリーと離婚できなく終わりバッドエンドで、観てる時は最悪だと思いましたが、振り返ってみると良かったのかなと思う作品でした。
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