このレビューはネタバレを含みます
個人的フィンチャー作品でベストでした。
秀逸な脚本からなるストーリーとフィンチャーの淡々としたダークさが織りなすサスペンススリラー。
「セブン」「ファイトクラブ」ときて3本目のフィンチャー監督作でしたが、「ファイトクラブ」を抜いた個人的オールタイムベスト入り作品でした。
ある日の妻エイミーの失踪から始まる夫婦の物語は、主人公ニックの視点とエイミーの日記、中盤からのエイミー視点と交互に変わりながら続いていき、最後にはどこにでもいる夫婦の「愛」の物語に収束していきます。
中盤の驚きのどんでん返しと浮き彫りになる夫婦の形。
お互い内に秘密を抱えた存在のニックとエイミー、拒絶や嫌悪、受け入れ難いことがあっても、それでも同じ屋根の下で暮らしていく。この流れはどこか気分の良い余韻を与えてくれました。流石フィンチャー。
どんでん返し後からラストまでのハラハラ加減が最高でした。
なんの情報も入れずに見れて良かった!