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ゴーン・ガールのhmzのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

いやー、エイミー怖いもんなし!サイコパス!たくましいなー!

監督を全く気にせずに観ていた頃に、この映画好きだなあ、と思うとデヴィッド・フィンチャーが監督のことが多かった。
今回もとっておきすぎてやっと観たが、もうさすがの面白さ。

前半、結婚生活の救いのなさ詰め込みましたー!という夫婦関係をこれでもかと見せてくるので、デヴィッドフィンチャーは結婚してないのかな?と思いきや、きっちり結婚されてるのですね。しかも2回。
いやもうどういう気持ちで作ったんだろう(褒め言葉)。

斜め上に行くぶっ飛びっぷりのエイミーの感覚。日記の中の捏造は本当に怖い。本当に嫌。

「ゴーン・ガール」という題名の通り、少女の頃に本当の彼女は(母の理想に押しつぶされて)死んでしまっていて、ずっと自分の中にある理想の女(娘)を演じ続けてるんですね。
だから、夫も理想通りでなければいけない。
でももう理想通りにならないんだから殺すしかない、死刑にしてやろうと。笑
ニックの立場からしたら、あそこまでやられるともう八方塞がりで、恐怖で言うこと聞くしかないみたいになるものね。
弁護士も警察もどんどん離れていってしまって、もう逃げらんない。

このあと二人は子育てをしていくことになるのだろうけど、おそらくその理想はニックだけではなく子供にも押し付けられていくのだろうなと思う。

デヴィッドフィンチャー。
うーん、唸ります。
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