くますけ

ゴーン・ガールのくますけのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

予告編のフリから、失踪が妻の自演であるだろうことは想像できてしまっていたので、その辺正直あまり驚きはなかった。
という状態で観ると、んーサイコパス映画?ってなってしまうのよね。

まぁでも、あのふたりは、それぞれ体よく繕った自分を愛していて、互いにそれありきで選びあった。
似たもの夫婦かなと。
違いがあったとすれば、その現実に対する理解と受容。
だからエイミーは彼が途中でそれを放棄したことを許せなかったんだろう。
軌道修正の仕方は尋常じゃないけど(笑)
あのふたりの陥った状況自体は誰にでも、むしろよくあることだ。

面白かったのは後半かな。
完璧なエイミーは完璧じゃなくて(笑)
嘘に嘘を重ねながら強引に、思う通りの真実を手にしていく逆転勝利は痛快だった。
しかもエイミーのやり方がわかっても、罰せられもせず、何もかもその手中に収まって終わるのがいい。
評判とは違って妙に気持ちよく観終えることができたんだけど、これ、どういうことだろう(笑)
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