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ゴーン・ガールのyoccolaのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

《結婚したくなくなる映画》ではなかったけど、試されてる映画だなぁと。

親から完璧な人間であることを押し付けられ苦悩してきたエイミー(ライター)が、完璧な人間になるためのパートナー、ニック(ライター)という人生の共著者を見つける。時には傷つけ合うこともあるけど、お互いにサポートしあいながら理想の夫婦像に近づいていく(イメージだけ)

狂気的な表現を差し引くと、ある意味リアルな夫婦だと思った。

エイミーは理想を演じ続けるしそれをパートナーにも求めるけど、エイミーにとっての安息はその舞台そのものなんだろうか。
そりゃあニックも疲れるし、嫌気がさすわ。

◎好きなシーン
騙し合いの果てにエイミーが血だらけで帰宅
「クソ女め」
でお出迎えしてから、インタビュー直前の
「僕は君を愛していた。でも、今はお互いに憤り、お互いを支配しようとし、お互いに傷つけあうだけじゃないか」
「それが結婚というものよ」
までが一番正直でそれまでとのギャップがあって好き

エイミーはとても知的で狂気的で張り付いたような笑顔が不気味だったけど、逃亡先のホテルでは不良カップルに出し抜かれてて、そういう所は育ちの良さが出てて人間味を感じた
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