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ゴーン・ガールのtAeKoのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

お互いが最高のパートナーだと言い合ってた。はたから見ても、二人とも知的で、羨ましいカップル。

ある日突然、彼女が失踪する。事件か事故か。重大なことなのに、大切なはずの妻を探す夫に、焦りや不安は感じられない。
なるほど、理由は観ているうちにわかった。

夫は妻の策略通り、みるみる殺人犯として疑われ、世間からもていく。

夫が、テレビのインタビューで妻を愛している、本島に悪かったと謝るのを見て、かくまってもらっているもと恋人でありストーカーを殺し、夫の元へ帰る。
殺すまでの殺気だった感じが怖かった。
もと恋人を、目的のために、あんなになんのためらいもなく殺してしまう。目的のために手段を選ばない。
女は決意すると、徹底的にやり抜く。女の恨みは怖い。

この話は、夫のもとに戻ってからが、本当の復讐なのかも。
彼は、サイコな彼女と別れたい。でも、世間体を気にし、最低なのに周りにはいい顔をするずるい人。彼女は、サイコな自分と、彼が別れられないのを知っている。
周りに取り繕い、いい夫婦を演じ、縛り続けること、きっとこれが、彼への最大の復讐、、、。もちろん自分も幸せになるわけではないけど、彼が幸せになるのは許せない。だから一緒に不幸でありましょう。
、、、こんな気持ちなのかな。

頭が良く、強い恨みをもった人の、自分を犠牲にしてまでも相手を傷つける、そんな人間心理をついた物語。


※ベン・アフレックの声がとても良かった。
※英語が聞き取りやすかった。
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