デヴィッド・フィンチャー監督がギリアン・フリンによる同名を映画化したサイコ・スリラー。
R15+指定。
原題:GONE GIRL
(2014、2時間29分)
結婚5年目の結婚記念日にニックの妻エイミーが失踪。
ニックはメディアを通じ妻の捜索を依頼するが、妻が残した3通の手紙の宝さがしゲームからニックのウソ(秘密)が明らかにされ、妻殺しの疑惑が浮上する。
中盤に妻エイミーの失踪の目的(事実)が判明するが、エイミー自身のちょっとしたミスで、物語は新たな展開を迎える…。
~登場人物~
①夫と関係者
・夫、ニコラス/ "ニック"・ダン(ベン・アフレック):元ライター。今はバーの経営者。
・双子の妹でバーの共同経営者、マーゴ(キャリー・クーン)
・母 (シド・ストリットマター)と父 (レオナルド・ケリー=ヤング)
・浮気相手、若いアンディ (エミリー・ラタコウスキー/リン)
・弁護士、タナー・ボルト(タイラー・ペリー)
②失踪した妻と関係者
・妻、エイミー・エリオット(ロザムンド・パイク):父親の書いた児童文学シリーズのモデルとして知られる。元ライター。
・母 (リサ・ベインズ)と父 (デヴィッド・クレノン)
・20年前(高校時代)の元彼、デジー・コリングス(ニール・パトリック・ハリス)
・近所に住む知人、ノエル(ケイシー・ウィルソン)
・元クラスメート、トミー・オハラ (スクート・マクネイリー)
・ジェフ (ボイド・ホルブルック)とグレタ (ローラ・カーク)
③その他
・ロンダ・ボニー刑事(キム・ディケンズ)
・ジェームズ・ギルピン巡査 (パトリック・フュジット)
・ケーブル局の番組司会者、エレン (ミッシー・パイル)とシャロン (セーラ・ウォード)
・捜索ボランティア、ショーナ・ケリー (キャスリーン・ローズ・パーキンス)
鑑賞も2回目となると、少しは冷静に評価できるようになり、評点を下げた。
終盤に嫌なR指定シーンがあり、後味も良くない。
この作品に描かれているように、真実ではなく嘘や捏造や表面に表れる印象で人が評価されるのであれば、罪を犯しても平然と隠し通すだろう。
アメリカだけでなく日本を含めた世界中の最近のお偉方(政治家など)の中に、それを実践している人たちが多数存在するような気がする。
更に、この作品を見た人たちの中にも批判的に捉えられず、主人公(たち)に共感する人が少なからずいるのではないかと懸念する。