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ジョーカー・ゲームのmorimotoseiichiのレビュー・感想・評価

ジョーカー・ゲーム(2015年製作の映画)
1.0
2019年9月4日(水)にレンタルDVDで鑑賞。アニメを観ておもしろかったので映画も観てみようと思って借りてきたのだけど、『僕だけがいない街』のときとまったく同じパターンでひどかった。見方を変えればどちらもアニメの質が高いと言えるのかもしれないけど、そのアニメとて原作の漫画や小説に対してはどうなのか分からないので、あくまでこれはアニメと実写版映画の関係性の中での話。

まず、アニメを観てから実写版映画を観た私としては、ミステリー・スパイもののつもりで観はじめたのだけど、その内実はB級映画顔負けのアクション映画。また、雑であからさまなCGや特殊効果も興ざめ。さらに色物の要素を加えているので、ミステリーとスパイの要素は二の次で脚本もぐちゃぐちゃ。

配役も日本の映画によくあるパターンで主役に関しては登場人物の年齢のバランスが明らかに不自然で設定と合っていない。事務所、プロダクションの関係なのか何なのか知らないけど、こういうのは本当にやめてほしい。吹き替えの担当なんかでもそうだけど、原則として役者は役者に、声優は声優にというカルチャーを日本でも培ってもらいたいなと。