りょんりょん

白鯨との闘いのりょんりょんのネタバレレビュー・内容・結末

白鯨との闘い(2015年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

あべのアポロシネマにて鑑賞
3D鑑賞


途中まではよかったですよ。白鯨との第一ラウンドが終わったところまでは。

その後の漂流のところがね……。観てるボクも漂流しちゃいましたよ。

ベン・ウィショーが訪ねる船員の生き残りの秘密が、まさかのカニバリズムだったとは。でもね、もうボクらは『食人族』や『グリーン・インフェルノ』を通過してるんですよね。亡くなられた同僚を生き残るために食べた、程度では驚きも何もないんですよ。まぁ、原作が書かれた時期もあるんでしょうが。

映画化にあたっては、漂流してたどり着いた先が食人族の島だったとか、そこでソーが大暴れするとか、そういう展開がほしいんですよ、えぇ。

一等航海士と船長は、船長が一等航海士に毒されていってるっていうのは船員のセリフとかでありましたが、最後に、白鯨に襲われて、亡くなった船員を食べて生き延びたっていう真実を船主達からは言うなよ、お金やるからって言われて納得していたのに、一等航海士に感化されたのか、聴問会かなんかでゲロっちゃったりしましたが、その過程の描き方が足りなかったと思いますねん。

なんか、製作陣もね、今の時代、この結末をどう落とそうかと悩んでる間に、映画の方は時間がきて終了しちゃいましたって感じなんですよね。30分くらい削ってもよかったと思います。それと、3Dの意味はありませんでしたね。