白鯨との闘いのさなのネタバレレビュー・内容・結末

予告と邦題のせいもあって、捕鯨メインかと思いきやサバイバルが後半メインで進んでいくのですね。上映終了間近ということもあって、貸し切り状態の映画館で見たおかげか荒波と鯨の迫力が2Dでも物凄く出てました。
後半になるに連れ、大海原はもちろん自然って過酷で怖すぎる。主人公以外の当事者が、昔話を第三者へと語る映画はたくさんある手法だし、なんとなくラストも見えてはしまった。けれど、同じ体験をした船長が最後に審問で真実を話したところなど、目には見えにくいけれど、いい関係が出来上がっていくのには、ラッシュを彷彿とさせる胸が熱くなるものがある。この監督は、他の作品みてもいい意味で、羨ましささえある男くささを上手に撮れるように思った。
なにはともあれ、ラストでは一等航海士であるクリス・ヘムズワースも幸せそうな結末そうだし、生き延びたクルー達もいたので少しだけ重たいものが取れる気がする。
鯨が怖いと思った映画は初めてかも。どこまでも追ってくる鯨が軽くホラーでした。