「道を誤ったなら、手を差しのべてやりたいと。いけないことか?」
法廷もの映画が好き。
法廷ものは、主役の弁護士の所作が格好よくてこそ。
その点、この映画は、ロバート・ダウニーJrの落ち着き払った様がとても素敵だった。惚れた。
法廷ものは、証言台で被告人の人間性の全てがあぶり出されてこそ。
その点、この映画は、父子の心の奥深いところの対話が、法廷での依頼人と弁護士としてのやりとりを通じて、全てつまびらかにされた。泣いた。
一見、反目しあっているけど、お互いに、父と息子として、なおかつ依頼人と弁護士として、尊敬しあっている。信頼しあっている。
そんな父子の関係性の描写がとても心を揺さぶる映画でした。私は好き。
「お前も誉めて欲しかったのか?」