きょむ

コードネーム U.N.C.L.E.のきょむのネタバレレビュー・内容・結末

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

イリヤがドツボに可愛かった。
ロシアのトップ諜報員にも関わらずめちゃくちゃ短気だしドジッ子だし今までどうやって活動してきたんだレベル。腕力だけでどうにかしてきたんだろうか。
それに比べてソロさんのスマートさよ。色男キャラに嫌味がないってすごい。
まあイリヤの短気さにも理由があって、ソ連の重役の友人だったけど失脚した父親のせいで10歳ごろに強制労働施設に送られ、そこに(やんわり表現だったけど)娼婦になった母親も加わり、現在では情緒不安定でエディプスコンプレックス持ちに。

コンビとしてもすごく好きで、一番はやっぱり一人ボートで逃げ回るイリヤを横目に優雅にワイン飲むソロさんのシーンだな。
あと最初に車で逃走するソロさんを走って追いかけてきてトランク部分引きちぎったイリヤと「うわなんやこのゴリラ」って顔のソロさん。
ヒロインのギャビーちゃんもすごい可愛くて、イリヤが本気で惚れるのもわかる。プロレスごっことダンス中の突然のビンタはもう笑うしかない。

イリヤの「赤の脅威」とかいうかっこよすぎる異名もいいんだよねえ。可愛いソ連のシロクマ。

上官ポジで出てきた英国諜報部員の切れ者ウェーバリーさんも、もともと爵位のある家柄だったけど本人は爵位放棄、元アル中・ヤク中という
とんでもない経歴をラストにぶっこんできたからあれだけの登場で終わらせるのはもったいない!
きょむ

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