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コードネーム U.N.C.L.E.の3110136のネタバレレビュー・内容・結末

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2020/03/22

スパイ映画。アクション映画です。

安心して観てられるガイ・リッチー印。

ガイ・リッチー監督らしい捻り(ひねり)のあるストーリー、クールなアクションシーン、個性ある登場人物たち。カメラワークも音楽もカッコいい。サントラ欲しくなる。やはりガイ・リッチー好きだな〜。オープニングもカッコいい。カッコいい、カッコいいって語彙力がないですね^^;ま、でもカッコいいのです!

今作はそこまで複雑な捻りではないと思いますが、それでも私の処理能力だとややストーリーに置いてかれる部分もあり「もう一回観ようかな、どうしようかな」という今現在^^;。大抵レビューを書くときはキャストを確認しながら書くのですが、デビッド・ベッカムの名が!え、出てたの?どこ?もう一回観るしかないか…。


●チョー簡単にあらすじ
1960年代冷戦の最中、敵対している米ソが秘密裏に手を組むことになる。核開発の技術が国際犯罪組織の手に渡ろうとしているためだ。

米エージェントのソロは、ソ連エージェントのクリヤキンとチームを組み、核開発エンジニアの娘ギャビーと共にローマへ向かう。

国際犯罪組織の表向きの顔はヴィンチグエラというイタリアの大企業。そこでギャビーの父であるテラー博士は新型核弾頭の開発を行っていた。ソロたち3人はヴィンチグエラ幹部のアレクサンダーとヴィクトリアへ接触する。

ところがギャビーがソロとクリヤキンの素性をバラしてしまう。実はギャビーは英国のエージェントだった。博士を助けるために仕方なく裏切ったのだった。

なんとかピンチを乗り切ったソロとクリヤキンは核弾頭が犯罪組織の手に落ちる事を阻止する。


●登場人物
主人公はソロとクリヤキン。導入部では敵対している2人がチームを組むことになるという面白いスタート。調子がよくプレイボーイなソロと堅物で短気なクリヤキン、それぞれのキャラが立っていて良い。その個性が物語上良く出るシーンもあれば悪く出るシーンもあります。そのあたりのバランスが良いです。

そして、もともとは敵なのに、お互いのピンチにお互いを助けるのも良いです。少年ジャンプです。エージェント失格なのかもしれませんが、その人間臭さが魅力ですね。それぞれがそれぞれを盗聴しているとかも面白い。なんというか、お互い《冷徹過ぎない》んですよね。そのあたりが安心して観てられます。

そして3人目のチームメイトがギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)。あの見た目で自動車のエンジニアってのはちょっと違和感ありますが…^^;まそれは置いておいて、途中で目的のためにソロとクリヤキンを裏切ったりとか、クリヤキンと良い感じになったりとか、こちらも人間臭い。

しっかし、アリシア・ヴィキャンデルって整った顔してますよね。クリヤキンの妻役で、けっこうアバンギャルドな格好をしますがチョー似合ってる。


●アクションシーン
見どころの一つはカーチェイスでしょう。冒頭のクラシックカーでのカーチェイスは見もの。その時代の車なんでしょうが、かなりカッコ良い。最後にもジープとバギーとバイクの争いがありますがそちらも良いです。

カメラワークもカッコよくて、ズームになったり引きになったり、画面が分割されたりとちょっと忙しいですが個人的には好きな画面構成。ところで、ジープはランドローバーのディフェンダーっぽいですが、あの冷戦時代にすでにあったのかな?AmazonPrimeで鑑賞しましたが、最後にメイキングがあり、この2つのカーチェイスはかなりこだわって作られたようですね〜。


●スパイ映画
スパイ映画も一大ジャンルですが、あまり観たことがありません。やはり有名どころだと《007ダブルオーセブン》シリーズですかね?後は《ミッション・インポッシブル》シリーズとか。いろいろ観てみたい。★もしオススメがあれば教えてください♪

脱線しますが、ゲームの《メタルギアソリッド》シリーズはかなり遊びました!

ちなみに、スパイといえば、その道具が気になるところ。この映画では現実にあるものしか出てきませんが(盗聴器とか発信機とか)、スパイ映画を観る上で一つあってもいい切り口かもしれませんね。
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