マ帆

リトルプリンス 星の王子さまと私のマ帆のレビュー・感想・評価

4.3
‘‘問題は大人になることより
忘れることなんだ’’
-
大人にも響く‘子供の心映画’ 。
これはもうベタボロに泣けたし
王子さまのセリフ一つ一つが良くて
何度も巻き戻して聞いた😿

躾の厳しいシングルマザーの母親に連れられ
名門校のある街に引っ越してきた9歳の女の子 。
隣の家の変わったおじいさんの正体は
あの星の王子さまで
サハラ砂漠に不時着した飛行士の「僕」だった

女の子が主人公の現代パート( アニメーション )とおじいさんが語る物語パート( 手作業ストップモーション )の同時進行 。その2パートの繋がり方や女の子の性格がありそうでなかったもので新鮮💎映像や音楽も癒されるけど やっぱりなんといっても物語が良い 。

教育熱心すぎる母の影響で変に大人になってしまった9歳の女の子が隣の家の変わったおじいさんに出会って星の王子さまの物語に触れ 自分の中の子どもらしい部分を取り戻していくお話 。私はもうそのあらすじだけでご飯三杯分泣ける 。

こういうプー僕とかメリポピみたいな映画は子供向けに作られてはいても「子供の心を忘れないで」て大人に訴えかけてるから本当に観るべきは大人だと思っていて 勝手に子供の心映画って呼んでます( そのまま ) 。一番弱いジャンル 。最近こういう映画観ると序盤から無条件にぼろ泣きする 、、

星の王子さまって物語もだけど「大切なものは目に見えない」ってセリフも有名で そういうお話かと思えば女の子目線で進む現代パートが加わる事で色んなメッセージがあって その一つが「問題は大人になることより忘れること」っていう 。

大人になることは悪いことじゃない けど 子供の頃大切にしてた目に見えないものを忘れないで っていう 。はぁ泣ける 。

そしてどんな物語にも結末は来るという事 。おじいさんや物語の純粋さに触れた事で女の子は次第に「大人になんかなりたくない 夏休み終わるな」と思い始める 。でもどんな物語にも結末があるように夏休みの終わりはどんどん近付くしおじいさんには死が迫る 。続きを楽しみにしていた星の王子さまの物語にも 。これがーーー儚いーーー 今すごくピーターパン観たい 。

下から上に動くエンドロールと
手作業ストップモーションのメイキングも
永遠に見てられた!

終わりっ

いつも以上に文が長い 。( 笑 )
マ帆

マ帆