健一

夜に生きるの健一のレビュー・感想・評価

夜に生きる(2015年製作の映画)
3.3
2012年。「アルゴ 」でアカデミー賞 作品賞を受賞したベン・アフレック。
しかし 自身は 監督賞にもノミネートされず、『監督賞にノミネートされない映画の作品賞受賞』は23年ぶりの不名誉という なんともベン自身には不快な結果になってしまった。
その時の 悔しさ が本作から びんびん に伝わってくる!

禁酒法時代のボストン。
ジョーは警察幹部の父親に厳しく躾けられ育てられた。
その反動なのかギャングの世界に足を踏み入れてしまう。
ある日 強盗に入った賭博場で エマ という少女と出会い運命を感じる。
しかしエマは対立しているギャングのボスの愛人だった・・・
裏社会でしのぎを削り 競い合うギャング達の姿を描いたクライムアクション。

前半 ギャング映画としてはかなりパワー不足。
かなり単調過ぎて眠気を誘う。
境遇の異なる3人の女性達との関わりを軸に物語は進んでいくのだがギャング映画なので もっと男臭く演出して欲しかった。
とは言えクライマックスの銃撃戦は迫力満点。
さすがベン。『物語の締め方』は心得ている。

超面白いとは言わないが つまらなくも無くうまくまとめてある。

監督としての才能は充分。
ただ今回は監督に専念して主役はもう少し若い俳優さんのほうが良かったような?


2017年5月31日
京成ローザ⑩ ウエストscreen 2
💺118席
客入り ガラガラ。

😢
健一

健一