ジャッキーケン

夜に生きるのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

夜に生きる(2015年製作の映画)
3.8
この男に平穏なし

出来れば劇場で見たかった!

夜(裏社会)に生きるベンアフレックが味わい深い
傑作「ザ・タウン」は現代におけるリアルでクールなクライム映画
本作は禁酒法時代の時代感溢れるギャング映画

20年代のインテリアがオシャレ
「ザ・タウン」と比べると大人しいが報復場面のスタイリッシュはカッコいい
ギャングの大物との大銃撃戦は禁酒法時代の銃撃戦としてはピカイチ、階段から落ちて行くのをさらに撃ちまくるオーバーキル
ドアからベンアフレックがこんにちわする瞬間移動は笑えます

死んだ目を持つ男ベンアフレックは当時の裏社会ビジネスマン
妻となるゾーイサルダナは童貞殺しの背中丸出しドレスが最高
エルファニングの笑顔は世界を救う、注射針の痕が痛々しい
その可愛さでベンアフが殺しを躊躇してしまうのはわかる

裏社会でのし上がり数えきれないほど人を殺しこれ以上ない足洗いをして平穏を得たのも束の間、高く代償のつく奇襲人は思いもよらないあの人
息子とこれから歩む日々
毎週土曜日に映画鑑賞での誇らしさに浸るベンアフが微笑ましい

一般評価は低いですが僕は好きです。