白黒ならではの映像美、音楽とシーンの移り変わり…まず、この、落ち着いた雰囲気がとても好き。
ズボラで不器用で、"非モテ"な女の子。仕事も友情も恋愛もなかなかうまくまわらない。
でも、それに対してネガティブな発言を全くせず、（良い意味で）空回りしながらも走り続けて突き進んでいく姿は、なんだか逆に、強さを感じた。女性向きな映画だとは思うけど、人生うまく行かないなと思っても前に進み続ける彼女は、下手に映画の中の人物として美化するわけでもなく、わたしたちに等身大に語りかけてくれたから、とても親近感が得られた。
完璧なんてないから、半端でも前向いてすすんでこーって思った映画。
