JTKの映画メモ

フランシス・ハのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
4.0
親友のソフィーと同居中のフランシス。飛び切りの美人でもなければ、特別取り柄もない。悪く言えば華がない。よく言えば等身大。
そんな彼女と友人達の日常がモノクロで描かれる。この一見お洒落なオフビート感は初期のジャームッシュを連想させるものの、そこまでスタイリッシュでもなく、あくまで等身大。そこが良かった。
David BowieのModern Loveをバックに街を疾走するフランシス。映画でしか体験出来ない幸福な一瞬。これが経験したくて我々は何度も劇場に足を運ぶのだろう。
そして、ラストの「FRANCES HA」!センス良すぎ!
この映画、古のヌーヴェルヴァーグを観た時に感じるものと似ているかも。エリック・ロメールとかジャック・ロジエとかの。
素晴らしかった。