ほっぴー

フランシス・ハのほっぴーのネタバレレビュー・内容・結末

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分にしかない何かを見つけたくて、がむしゃらに生きるけど、なかなかうまくはいかないし、
周りと自分を比べて嫌になったりもする。
フランシスが変に捻くれないで、必死にもがいて生きていく姿がよかった。
自分もああいう生き方をしてたんだろうけど、だんだん周囲と比べて恥ずかしくなってやめてしまったと思う。

フランシスが恋愛に求めるもの、大勢いるパーティーでそれぞれ別の人と話してるけど、ふとしたときに目が合うことで運命を感じられる
恋愛だけでなく、そういう人生を求めてると。
その瞬間を親友であるソフィーに感じる場面が素敵だった。

泥酔して泊まりに来たソフィーとお互い今まで思っていたことや夢の話をするけど、ソフィーは次の朝あっさり去ってしまう。
十代の女の子みたいにずっと夢みたいな話はしてられないんだって実感したときに、初めてフランシスの足が地についた。
最後、拒否していた劇団の事務員の仕事と振り付けの仕事に就くんだけど、そこで成功して意外とうまくやっていけてる。
置かれた場所で、楽しみとかやりがいって見つけていけるものなんだなと改めて思った。
ほっぴー

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