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アントマンのwarmgunのレビュー・感想・評価

アントマン(2015年製作の映画)
4.0
「ダークナイト」以降、ヒーロー映画は超シリアス路線に突き進んでいったが、それに対するアンチテーゼ的超娯楽活劇。「キングスマン」と同じ時期に、同じようなベクトルの映画が出てくるのは面白い。

ダメ男がひょんなことからヒーローへと変わっていくストーリーは誰でも共感できる。主役のポール・ラッドはもとより、エヴァンジェリン・リリー(「LOST」のケイト)、マイケル・ダグラス達が喜々として楽しそうに演じているのが微笑ましい。なかでもマイケル・ペーニャは最高。悪役のコリー・ストールはドラマ「ハウス・オブ・カード」で悲劇の議員ピータ・ルッソを演じて印象的だったので、この映画で見事悪役に抜擢されたのはドラマのファンとしてもうれしかった。


マーベル映画ファンへのお約束もしっかり押さえてあり、アントマンとファルコンのバトルは最高に面白いし、敵がヒドラとつながっていたり、マーベル映画の世界観を踏襲している。
笑いとアクション満載、それに親子愛の話でホロッとさせるという、誰でも楽しめる王道娯楽ヒーロー映画。実に楽しかった。

ラストのエンドクレジット後のお約束映像が2本あるので要注意。特に2本目は必見。「キャプテン・アメリカ」と「ファルコン」が、バッキーこと「ウィンター・ソルジャー」を見つけるシーンが!!来年公開の「キャプテン・アメリカ/シビルウォー」に繋がる重要映像。「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」の大ファンには涙モノですw
そして「アントマン」も当然「キャプテン・アメリカ/シビルウォー」に登場します。
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