最近の日本のアニメや漫画などでありがちな転生者が嫌いだ。
ある特定の作品を批判したい訳ではなく、何も努力せずに気づいたら強くなっていた、や。そもそも自分が持ち合わせていた能力が実は強かった、などの作品が自分に合わないのである。
ドラゴンボールやナルト、ブリーチなどの世代で生きてきた自分はやはり強くなるためには努力してナンボ。修行してナンボなところがある。
たとえ絵面的に地味になろうが、最初から最後まで強いともうそれは見る意味がないと感じてしまう。
このアントマンという作品はスーツを着て能力を得たが、その後に修行シーンがある程度の分数流れる。
自分はこの修行シーンが少しでもあるかないかで入り込み具合が違うので、この作品にはとても入り込めて良かった。
オーシャンズ11的な泥棒映画とヒーロー映画をかけ合わせた印象。
最初の金庫破りのシーンなどは、元々泥棒映画が好きな性格なのでとても良かった。
前科ありの娘想いな父親、というのが今までにないヒーロー像でそれもまた良し。
バトルシーンも小さくなったり大きくなったりで繰り広がり、予想してても見た目の映像として見ると迫力があり驚きを感じる。
本人たちは至って真剣に戦っていても、娘の目からしたらトーマスが動いて移動して。というお決まりの演出もまた面白い。
ルイス役が作品全体の明るさを担っていて、重要だと感じた。おかげでとても見やすかった。
アベンジャーズという組織を内部からしか今まで見れてなかったが、第三者目線でのアベンジャーズの話や組織を見て感じ取れて、いかに強大な物になってきているかが改めてこちらに伝わってきた。
フェーズ1段階じゃ不安だったMCUシリーズだが、フェーズ2のウィンターソルジャーから立て続けに面白い作品が続いていて、最高。
この調子で今からフェーズ3視聴に入る。