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ウォーリアーのakariのレビュー・感想・評価

ウォーリアー(2011年製作の映画)
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とても良かった…。見る人皆を熱狂させる格闘技の魅力にやられてしまいました。すごく面白かったです。トミーとブレンダンが交互に掘り下げられ、最後にぶつかる構成も物語に入り込みやすく胸が熱くなりました。
彼らが直面する苦悩はすべて、“家族”だからあるものなのだと感じました。切っても切れない関係だからこそぶつかり合ってしまうことってあると思います。トミーが飲酒してしまった父親を支えるシーン、ブレンダンが会場にやってきたテスと目を合わせるシーン、そして彼ら兄弟が全力で戦うシーンには本当に感動しました。「つらいのはお前だけじゃない」不幸に勝ち負けは無い。一人一人に事情があって、正しいと思う選択も違います。思いが一致しなかったとしても彼らが許し合えたのは、家族だったから、愛していたからだと思いました。トミーの涙の意味を考え、私も泣きそうになりました。
改めて、格闘技はすごいスポーツだなと思いました。たとえ実力差があっても本番では何が起こるかわからないところに胸が高鳴りました。気絶せずに耐えたことを称賛されるとんでもなさには驚きました。背中をバンバン床に打ちつけられるやつとか、どうやって受け身取ったらいいんだろう?誰かの想いや自分の想いを背負って身一つで熱く戦う選手たちがすごくかっこよくて、あっという間に魅了されていました。
流暢な実況が面白かったです。ブレンダンとコーバの試合を「中止してあげたい」は笑いました。
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