えりみ

ウォーリアーのえりみのレビュー・感想・評価

ウォーリアー(2011年製作の映画)
4.2
WOWOWで。
レビュアーの皆さんが「ウォーリアー」と一緒に「激戦ハート・オブ・ファイト」にも言及されていて2本連続でみたいな~と思ってたら、両方放送(^^
総合格闘技大好物デス♪
ウォーリアーは2011年(日本未公開か、勿体無い)。激戦は2013年、ダンテ・ラム監督絶対ウォーリアー見たなw
個人的には、
ドラマパート:ウォーリアー>激戦
MMAパート:激戦>ウォーリアー(カメラはウォーリアーのほうが格好いい!)
個人的には激戦のほうが好みでした~(これはひとえに「白鯨」を読んだ事が無いのが原因です、世界十大小説どれも読んだ事ない(><)。あのくだりが理解できれば、もっとハマったんじゃないかと勝手に思っています)。
ロッキーの「(瞼を)切ってくれ」がお気に入りシーンなので、親父さん最終ラウンド前に間に合ってるんならトミーの肩入れてやってくれよ、「痛いぞ」「やってくれ」と(*^^*)
マーティン・リッグスばりに金網に叩きつけて自分で肩入れなくてよかったデスけどw

話の中にこれでもか!と社会問題を盛り込んでいて、もはや格闘技映画ではなく重たいドラマ。
サブプライムローン
医療保険制度
経済的徴兵制
一番は合法なのに一番怖い薬物、アルコール依存症。演じたニック・ノルティに賞あげてくれよぉ~!
同じく笑えるトコがなくてレスリング兄弟が出る「フォックスキャッチャー」よりは断然コッチのほうがいい(こっちは校長先生が笑かせてくれる)。でもこの手の映画だとシンプルな「レスラー」が一番好きです。

ストーリーや設定も説得力あるなぁ、と感心。
有り得ない出鱈目興行「スパルタ」は、相場成金の道楽やから!で全てアリに。パチンコ屋さんや怪しげなスポンサーで盛り上がったかつての日本格闘技興行を思い出しますw
後半から急にはっちゃけるw兄嫁も、よく考えたら真面目な教師の妻じゃなくて、コーチの言うこと聞かず派手なKO負け喰らうような元UFCファイターのヨメだったんですもんねぇ(セクシーなミニスカート姿が往年のビッチっぷりを物語る)。母になると変わるんですね、女性は。
一番説得力あったのはトムハーディの見事な僧帽筋ですけど(ノ゚ο゚)ノ

逆に説得力のない格闘シーン。星条旗コスでWWEで大活躍したカート・アングルがロシア人!?ミドル級??このキャスティング、アメリカ人は納得するかねヾ(ーー )
2011年とは思えないプロレスチックなMMAに目がテン・・・トミーはレスリング歴戦の強者だって設定なのに、やっとみせたタックルがラリアットもどきみたいなんにはガッカリ( ´△`)
今やライトヘヴィ級UFCトップファイターのアンソニー・ジョンソンが出てきた時にはアガりましたけど「なんちゃら・リー」に変名されてて可哀想(^^;
ダメだどんどん本筋からずれていく。。。
ラストカットに今まで映らなかった左腕?の刺青(マリア様?母親?)がチラリみえるのと、ベートベンを今風?にアレンジしたエンディング曲が心に響きました♪
えりみ

えりみ