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ウォーリアーのchinsukoのレビュー・感想・評価

ウォーリアー(2011年製作の映画)
3.8
結構熱い作品だが予定調和な部分も

元ボクサーでアル中の父を持つ兄弟。それぞれの理由から総合格闘技大会「スパルタ」で闘う事になる。

闘う理由は様々で、兄弟の共通の理由は500万ドルの賞金にある。

140分の尺で描かれる人間模様は切実で共感できるものだが、兄のブレンダンは家庭を守るため、そして弟トミーの理由は最終決戦の前に明かされる。

トーナメントの試合シーンは迫力があり、中々見せる。

そして兄弟対決は映画としては不可避で、この辺はやや予定調和な部分。

格闘を題材としているが本筋は男のロマンであり、兄弟や親子の絆である。

同様な境遇の人ははそういないと思うが、ドラマをじっくり見た自分としては共感出来たし、最後の展開に胸が熱くなる。


本国公開から4年後に日本で限定公開、ソフト販売となったもので、10月にまた限定公開され、自分は本作を初めて知った。

評価も高く、実際視聴してみても、何故限定公開なのか分からない。普通に公開しても良いのに。
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