トムハーディーが完全に見たいトムハーディーをしてた、、
世界を巻き込む兄弟喧嘩、なんて言葉は今でこそ安っぽくなってしまうかもしれないけど今私は指先まで痺れて動けなくなっています、、!
この物語は主人公が3人いて全員が役割を完璧に果たしてて心臓がバクバクしました、
ジョエル・エドガードン演じる元格闘家で病に伏した娘を抱える物理の教師ブレンダン。
今を生きるからこそ必要な「金」を求めて後戻りできない命懸けの賭けに出る。
戦うパパ。戦う高校教師。彼だけが主人公だったらちょっと出来すぎなチープなスポーツドラマになっていたかも。
トムハーディー演じる元レスリングチャンプで海兵隊の英雄で逃亡兵のトミー。
どんな実績を取っても、どんな善行を積んでも過去に囚われて一歩も進めず、吹っ切れることない柵の中、丁寧で野蛮かつ最も人間的なキャラクターで、彼一人でもでも充分楽しめる作品だったと思うけど、ありきたりといえばありきたり。それこそマッドドッグが放った「ロッキーにでもなったつもりか?」って感想になっちゃうかも。
そんな二人の生き別れた兄弟をニックノルティ演じる元アル中の父親が死ぬほど締め上げていてサイコー。映画の随所で『白鯨』のテープを流して、エイハブ船長の狂気と、過去の自分を重ねて苦しみ続けてる姿にはだからなんだよ死ねとしか思えないが、その狂気の産物である2人の息子が再び対峙するバックグラウンドとしてジジイはサイコーの舞台装置になっていました、もう一回見たらジジイに何か感じることもあるかもだけど、少なくとも今回はサイコーの舞台装置でした。
全体的に駆け足な印象もあるけどってこれ140分もあったのか!!!スゲーあっという間だ!!!!全体的に駆け足な印象があったけど格闘技に戻ってくる序。スパルタトーナメント開催までの修行パートの破。トーナメントの急
。がキレーに整ってて見逃せるシーンが見つからなかったです。画面分割のシーンとかスゴいゾクゾクしちゃった。
なんだかいい映画を見ちゃって心がハッピーです。あとトムハーディーがヤバくサイコー。抱かれたい。
2024/10/13鑑賞
学生時代に見たときは熱いスポ根モノとして見てたけど大人になって劇場で見ると取り返せないものの重さが今に重なって親父の涙で感情が壊れた
Filmarksありがとう
妄想と狂気は鯨漁船の中だけじゃなくて、家族の関係だったり、戦場や生活だったり、トラウマと人があればどこでも起こりうるんだと思う
大事なものほど失ったあとの執着が深いし、
解決までにかかった時間が長いほど溝も深まっていくし、距離も離れていく
ゴールはみんな同じなのにどうもうまくいがないのがマジで人生だなぁってめちゃ思いました
また歳をとってから見たら見え方が変わってくるのかなぁ