かたゆき

アイ・フランケンシュタインのかたゆきのレビュー・感想・評価

2.5
1795年、冬、俺は命を与えられた。俺は魂のない生きる屍。
8体の死体を繋ぎ合わされ、電気ショックによりこの世に甦ったのだ。
俺を生み出したのは、ヴィクター・フランケンシュタイン博士。
そう、俺は神をも畏れぬ狂った科学者によって創られた、孤独なモンスターだ――。
時は流れ現代、フランケンシュタイン博士によって生み出されたそんな魂なき稀代のモンスターは、辺境の地で年老いることなくずっと孤独な日々を過ごしてきた。
200年にわたってそんな平穏な日々を過ごしてきたある日、長年彼のことを捜し求めてきた悪魔の手先が現れる。
難なく悪魔たちを撃退した“モンスター”は、真相を探るために久し振りに街へとやってくる。
すっかり様変わりした人間の暮らしに戸惑いながらも、彼はそんな人間に知られることなく夜の闇の中でずっと戦い続けてきた天使と悪魔の壮大な争いに巻き込まれていくのだった……。

こういう頭空っぽにして観るべき、B級ゴシックホラーアクションってたまに観る分にはけっこう好きなんですよ、僕。
なんで、「なんか面白い映画ないかなぁ」とビデオ屋さんでうろちょろしていたら、本作のパッケージが目について今回レンタルしてきました。

感想は…、「は、ははは……(苦笑)」。
さすがにこれ、いくらなんでもストーリーがしっちゃかめっちゃか過ぎるっしょ!!
頭空っぽにして観るべき超王道B級アクションとはいえ、ストーリーに突っ込みどころが多過ぎて、ちょっと僕は乗り切れませんでしたわ。
本作の脚本家は、どうして主人公フランケンシュタインと天使(ガーゴイル)と悪魔という三つ巴の戦いにしたんでしょう。
そうやって設定を複雑にしちゃったから、話が破綻しまくりでもう目も当てられない。
単純にこのフランケンシュタイン対悪魔(もしくは主人公と天使が仲間になって、悪魔と戦うとか)にしといたら、勧善懲悪エンタメ映画としてすんなりと楽しめる作品になりえただろうにね。
うーん、残念!
ただ、最後までストレスなく観られたのとCGを駆使したアクションシーンはなかなか迫力あったので星2つ半あげとこう。
かたゆき

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