このレビューはネタバレを含みます
夏秋をみた後に鑑賞。
あぁ、イチコ(橋本愛)は傷ついてるんだとわかってくる。
でも小森の同級生達は別に特別優しくしない。むしろちょっと厳しい。
お前は都会から逃げてここに来た。
俺らは死ぬまでここにいる。
俺らにとってここは逃げ場所じゃない。
でもイチコはやっぱりかわいそう。
高校から帰ってきたら唯一の家族のお母さんが失踪するなんて、相当な傷を負ったはずだ。
傷つかないために、無意識に人と距離をとろうとするのは、知らずに身につけた自己防衛なんじゃないかな。
それでもお母さんから来たのはわけわかんない手紙。
人から見たら同じところをグルグル回っていても、それは実は螺旋状だから、わたしは少しずつ上がったり下ったりしてるの。
いや、知らねーし。
親になった以上は、子どもを置き去りになんかしちゃダメでしょう。
結局イチコは小森を出て行く。
そして戻っくる。
小森で生きることを決めて、戻ってくる。