ぱる

リトル・フォレスト 冬・春のぱるのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストがすごく印象的。
同じ時間の繰り返し、のように見えてちょっとずつ変わっていって。1年の短いスケールと、もっと長い人生のスケールで、そんな繰り返しが描かれる。大自然は美しく、料理は美味しそうで、橋本愛と松岡茉優はばちばち可愛い。市子ときっこの関係が良い意味で湿っぽくないのが好き。

母の手紙は、この作品全体のことを表してる。
何かにつまづいて、それまでの自分を振り返ってみるたびに、私っていつも同じようなことでつまづいてるなって。一生懸命歩いてきたつもりなのに同じ場所をぐるぐる円を描いて戻ってきただけな気がして落ち込んで。でも私は経験を積んだんだから、それが失敗にしろ、成功にしろ、全く同じ場所ってことはないよね。じゃあ、円じゃなくてらせんだって思った。
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