歴史ものを好きになるきっかけとなった映画の1本です。
音楽史に燦然と輝く、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯を描いています。
虚実入り混じったストーリー展開がおもしろかったです。
さらに、天才と才能はあるけれど天才におよばない者の葛藤がテーマとなっていました。
今作の後、
“モーツァルトとサリエリ“って対になる概念として、語られるようになりましたよね。
2人の関係性は、芸術や芸能、スポーツ、料理など色々な世界に置き換えられる普遍性あり。
交響曲からオペラまで、モーツァルトの名作がふんだんに使われ、ストーリーにリンクしていました。
18世紀のウィーンを再現した美術セットや豪華絢爛な衣装が素敵でしたね。
老いた作曲家アントニオ・サリエリ(F・マーリー・エイブラハム)が自らの人生を回顧する形式で映画は進行していく。
サリエリは、オーストリア宮廷の権威ある音楽家として活躍していた。
そこに、天才モーツァルトが現れる。
モーツァルトの才能を真に理解できるのは、サリエリのみ。
しかし、サリエリから見たモーツァルトは、才に溢れながらも放蕩生活を送る青年。
神はなぜ自分に才能を与えなかったのか。
音楽を分からない貴族達は、サリエリの名声の方を讃える始末。
サリエリは、葛藤に苦しむなか、モーツァルト(トム・ハルス)の天才ぶりに嫉妬し、彼を破滅させようとする…