grace0623

紙の月のgrace0623のネタバレレビュー・内容・結末

紙の月(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

何年かぶりに観ました。
宮沢りえ演じる銀行の契約社員の梨花は、大学生との不倫に溺れて、横領に手を染めてしまう。
キリスト教系のお嬢様学校で貧しい国の子供に寄付をして、その子供からお礼の手紙をもらった経験。周りがだんだん寄付をやめていく中でも1人寄付を続ける。ある日父親の財布から5万円を抜き取って、寄付した。それをシスターに咎められるが悪びれる様子がない。
今回の横領にも、罪悪感がないのだろう。苦学生に施す気持ちの延長なのだ。
しかし平凡な主婦だった梨花も、初めての朝帰りの解放感から、どんどん転落していく。
最後の椅子で窓ガラスを割って逃げるシーンは名シーン。
宮沢りえは、危うく美しい役柄が本当によく合っていた。
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