くろまめ

紙の月のくろまめのレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
3.0
宮沢りえはやっぱり美しい。と再確認させられる綺麗さだった。
真面目な女性が快楽に溺れるのも艶っぽかった。



ベッドシーンがセクシーと言う評価を読んでたので、期待してたけど、暗くて何も見えんわ!ってつっこんでしまった。
せめて薄灯り灯せ!


宮沢りえの美しさに吸い寄せられた、ヤりたいだけの若い男に、濡れ場続きの池松壮亮。またお前か。
どんだけヤりたいのか。
私の中ではすっかりヤり目男だよ君は。


若いながらにまっすぐで、強引。
そりゃあ今まで保守的な生活しかしてなかった、しかも従順なタイプの女なら流されちゃいますよねー。
だってアピール凄いし、いけない事程蜜の味って言うし。



まぁ、きっかけはどうであれ、始まってしまった横領生活の転げ落ちる疾走感が凄い。
使い方も凄い。



どんどん、どんどん、自分でコントロール出来なくなって普通の会話している場合じゃないの。
だってお金が必要なの。って程に追い込まれてどうにも身動きが取れなくなって行く描写にハラハラした。


『 闇金ウシジマくん』でお金に追い込まれるのは観てたけど、こっちはこっちでリアルで辛かった。
最後の方は早く捕まれ!もう捕まっちゃいな!って訳分からん応援してた。



また小林聡美が上手い!そして、怖い。
常識で言ったらこっちが正義なのに、バレませんように!って願っちゃう自分がいた。



いつもはアイドル出すなよーって言いたくなる大島優子も、今回は結構ハマり役で気にならなかった。



ラストは衝撃って聞いてたけど、やっぱり思っていた結果と違う事になったので、裏切られて良かった。



終始ハラハラ感で、楽しんで観られる作品でした。
鑑賞後は自分なら大金掴んだら何に使おうかなって、宝くじの様な事を考えちゃいました。
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