セリグマンは道でケガをし倒れているジョーを助け、自分の部屋て紅茶と菓子を振る舞う。ジョーは自分が色情狂=ニンフォマニアックだと明かす。ジョーは部屋にあった毛針を自分の経験に重ね、こうなった経緯を話し始める。
▶︎第1章から5章までに章立てされていて物語はVOL.2に続く終わり方をしている。トリアー監督馴染みのシャルロット・ゲンズブールとステラン・スカルスガルドが出演し、ジョーとセリグマンの会話劇にジョーの幼い頃からの性生活の過去が回想で加わり展開する。
ジョーの経験を釣り、数学、音楽、黄金比などにセリグマンが当てはめ話を引き出し、アーティスティックな面もあり、性に奔放なジョーと質素な部屋に住み読書家のセリグマンの背景が良く分かる。
色情狂がテーマだがセリグマンが語る添えられた裏テーマを考察するのも一興。
R15+指定版なことからも分かる通りかなりの性描写があり、ジョーの若い頃を演じた女優さんが熱演してた。
衝撃的な一言が発せられて終わり、ジョーがこの後どういう人生を送ったのかの興味が募った。
WOWOWの『ラース・フォン・トリアー監督特集』にて鑑賞。