mashiro

グレート・ビューティー/追憶のローマのmashiroのレビュー・感想・評価

3.9
圧倒的美の後の無の生、更にそれを描けないという絶望、沼に陥りながらも、それを紛らわす空虚な鮮やかさが見事だったように思う。宗教から遊びまでこなす人間、端から端まで足を掛けられる側面は賜物として消費するように見事に都合よく作られている。自分を騙し続ければ人間どこまででもいけるという愚かな才能。
有があるから無があることを忘れてはならない、だから無は究極の有であるはずだと私は信じています
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