グレート・ビューティー/追憶のローマの作品情報・感想・評価・動画配信

「グレート・ビューティー/追憶のローマ」に投稿された感想・評価

YU

YUの感想・評価

3.1
一度、間を置いて見直したら急激に世界観に取り憑かれた。
美しきイタリア。ファッションの着こなしは最高にかっこいい。ただ、年齢的にも文化的にも気候的にも、そのままはまだ追えないところ。
感受性の塊の映画。こんな時期だからイタリア映画を毎日見る‼ Auguri Roma !! 大好きなジャニコロの丘が出てくる。
Asro

Asroの感想・評価

4.4
パオロソレンティーノほんといい。グランドフィナーレ見た時も思ったけど、パーティとかセレブとか下品に映りがちなものがすべて上品に見えるのが凄い。それでいて流れている。躍動感と祝祭感、人間の逆らいきれない老いという運命を他者を通じて受け入れようとしている感。
それを変化自在な映像で映しきっている。自分がオシャレカフェを開くなら流しておきたい映画。
柴猫

柴猫の感想・評価

3.6
嫌みを言いながらセレブコミュニティに入り浸る初老の元小説家。初恋相手の訃報を聞いた彼は動揺し、空虚となった世界を彷徨いながら人生の意味を見い出そうとする。まさにイタリア上流階級の贅沢な悩み。
人生の終わりを悟り、紡ぎだされるのは最もな言葉ばかりなんだけど、なにぶん住んでる世界が違いすぎるから感傷に浸るまでには至らない。ただ最初こそ世界の違いに驚くんだけど、段々と愛着を感じてくるのが映画の魅力でもあって、そんな退廃的な世界すら肯定してしまうある種のロードムービーでもあった。
実際のローマは治安の面からも美しさだけでは語れない部分も多いけど、夜のローマや富裕層の日常を絶妙なカメラワークで撮っていく映像は本当に美しい。
良作ばかりのアカデミー賞国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の2014年受賞作でもあり、今年の受賞作『パラサイト』との相性は抜群。
mai2neo

mai2neoの感想・評価

4.8
DVD買うレベル
人生で行き詰まった時、最高に幸せな時、いつでも見返したい最高の映画。
Europa

Europaの感想・評価

4.0
映像が美しく想像力に溢れていて、近代的なきらびやかさと歴史的な荘厳さを併せ持つ。
フェリーニの甘い生活のような退廃的ブルジョワを描きつつ、8 1/2 のような追憶、現在の苦悩からの解放を描いている。
ねぎお

ねぎおの感想・評価

3.9
アカデミー受賞作品を観よう58(2013年第86回外国語映画賞)

《映画》の概念がグラグラするような・・は大袈裟だな。「えっ!こんなのもあるんだ!」という経験がしたければ面白いと思います。
(ゴダールではない、フェリーニやアラン・ロブ・グリエとかの)フランス映画を観ている方にとっては「うんうん!」みたいな感じでしょうか。

カトリックであるにもかかわらず奔放なセックスを受容するイタ〜リア!
このところ作品を書いていない作家のジェップは長年暮らしたローマに辟易としながら、コロッセオ横の家でパーティー続き。
ある日訪れる初恋の人の死の報。65歳になっても尚なぜフラレたのかが気になる。
映画のあちこちに登場するシスターたち。<神>の存在を近くに感じつつ生きるとは、死とは何かと問いかける映画です。

開始十数分間、動きまくるカメラ。芸術です。これはエンタテインメントではない!!
考えつくされた画角とカメラの動き。符合していく人物の動き・・。
【三脚で固定し、静止して見つめ続けるカメラ】じゃないんです!
いわば鳥のように風のように人々と共に、そこにいるようなカメラワーク。
時として人物の顔を見据えるショットはビビッドで顔に刻まれた異様なまでのシワが終焉に近づくことと、それでも尚生きていることの奇蹟を映し出しているように感じます。
彼らが話す過去の話。
シワと、その話と、皮肉に溢れるコメントがさらに時間の流れとそして決して幸せな余韻ばかりではない人生のリアルを掘り出すような仕組み。

特にストーリーってない??
まー、ないわけじゃないけれど、ザッツ!ヨーロッパ。イタリアもフランスもラテンなんですよね。

外国語映画賞にこれを選ぶとは、アカデミーもなかなかやりますね!笑
nasty

nastyの感想・評価

2.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公は元小説家。若い頃、一世を風靡し、老年になっても過去の遺産で生きている。
中年、老年の集まりに頻繁に顔を出しだべっている。
映像は綺麗だが、個人的にはとにかく醜悪。一言で言うとスノビズムの支配する世界。プルーストの失われた時を求めての最終章のイメージ。
映像にされても。。

もしかするともっと歳をとると感じ方が変わるかもしれない。
フェリーニの「8 1/2」を現代アートにした感じ。
今風にいえば、プロが作ったインスタ映え映画。
フェリーニ踏襲の数珠繋ぎ構成。筆を折った作家の日常として描かれるのは、どれもぱっと見は興味深いけれど、いつまでも興味を持ち続けるには軽すぎる週刊誌ネタばかり。俗っぽさ、退屈、飽食、つまらないシーンや繋ぎまで含むことがおおらかなユーモアになる
>|