ベテランスーツアクター本城は未来のスター一ノ瀬リョウの指導役として、特撮番組に関わる。
しかし一ノ瀬リョウは全くやる気がなく、特撮のイロハを本城は教えていくうちに次第に心を開いていく。
ちょっと前に斬られ役が主役の映画あったが、今回はスーツアクター。
両作ともに共通しているのは、主役ではないが輝ける場所があるという点。
そこを膨らませて、悲哀という形につなげている。
ただ疑問に思うのは、映画の中でアクションをこなすスーツアクターを演じているのは結局スタントという矛盾。
それがラストの立ち合いですべて偽物というのはいかがなものか。
当然唐沢寿明に危険な部分はやらせいないだろうから、何だか最後で白けてしまった。