このレビューはネタバレを含みます
個人的にはストーリーの設定自体はとても面白いし、オリビアも可愛くて良かったんだけど、色々と惜しい!!!!!!!!!って思う部分が多い映画でした笑
なのでDCOMの中でも駄作だと言われる理由もなんとなく理解……
①モブの存在感が薄い。
もっとキャラクターに厚みを与えるというか、個性が足りてないなという感じ。結局ボーカルだった女の子もただの意地悪女子って感じで終わっていたのでそこがとても残念でした。
DCOMのいい所って悪い奴も改心して最終的には憎めないキャラとしてハッピーエンドを迎えてくれることだと思うんですよね…シャーペイとかね!!!!!!
男の子も歌えないっていう問題を抱えてたはずなのに、悪霊退散シーンではスカイラーにデートに誘うだけなのはすごく残念
あと欲を言えば、HSMのStick to the Status Quoみたいに、みんなの恐れていることを具体化した方がいい!
②ストーリーの軸があまり伝わってこない
恐れてもいいんだよっていうメッセージはとてもいいけど、それを最初に組み込んで復唱した方がそのメッセージがちゃんと観ている人に伝わったと思います。
特に親友の女の子のgoatのスペルが言えない問題に関しては、はい、正しく言えました👏じゃなくて、「間違えてもいい」っていう結論の方がディズニーらしくて良かったんじゃないのかなと思いました
なんならハロウィーンミュージカル映画として売り出しても全然行けたと思います
オリビア歌えるんだからもっと使ってほしかったなあ…
③キャラクターの服と性格が一致しない。とくに親友の女の子は、声もハキハキとしてるし、服も地味だけどオシャレだから、あまり頭が良い怖がりな陰キャとは感じられませんでした。他のモブももっと自信のなさそうな歩き方にするとか色々と改善の余地があるかなと感じました。
しかもこの親友役の女優さんシェキラ!でだいぶ悪役をやってて、すごく上手かったからめちゃその性格引きずっちゃってた笑
④引き込みが弱い。
それが故に他の芝居が滑稽に見えてしまうっていうのもあると思います。
最初に「恐怖とはなにか」っていう問いを投げかけた上で、スカイラーは怖いもの知らずということを直接的にナレーションとかで情報を与えておいてから、物語を進めた方がラストのメッセージをより強く印象付けられるのかなと思いました。
なので器械体操やってたからとかの情報はあまり必要なかったかなと思います。
それから、スカイラーに両親について説明するシーンで、観客に衝撃を与えたい訳じゃないなら、もう冒頭ナレーションでモンスターファイターについてネタバレしちゃっても全然大丈夫だったと思います。
そうすることで、スカイラーがモンスターファイターについて知るシーンでは、もっとモンスターについて解説できるし、展開に余裕が持たせられたのかなと思いました。
要素が多い分、駆け足すぎて世界観にのめり込めないというのは確かに感じました。
全体的にあと一歩!という感じで、もしMCUとかがリメイク版出したらすごいヒットすると思います